2005年度(平成17年度) 市保連報告

2005年度第4回市保連定例会報告
日時: 2005年10月7日(金) 19時 〜
場所: 西久保コミセン

T.情報交換

1.運動会の件

○各園の運動会日程および延期期日の確認
・父母から組合へ質問
1) 延期期日は知らされているのか?
⇒年度のはじめに年間行事が知らされています。事前の連絡は弱いかも知れません。
(父母)申し訳ないが年間行事をなくす人もいる。事前の連絡もあると良い。
2) 雨天順延の時に、平日開催するのはなぜ?次週の土曜という選択はないのか?
⇒いろいろ議論されたが、子どもが運動会予定日にむけてがんばっており、あまり日程を延ばすとモチベーションが下がってしまうからです。
⇒予定日が雨の場合、日曜は園舎を使えず月曜は休み明けで子どもにはつらいようです。なので火曜日や水曜日という選択です。
3) 体育館を利用するなどして予定日にできないのか?
⇒普段の練習も園で行っており、運動会はただでさえ大勢の保護者に囲まれるし興奮する。そういうことに馴染めない子どももいるなかであまり環境が変わらないようにしたいという判断です。
(父母)納得。普段からこういう話が聞けると良い。

○運動会でのゼッケンについて
1)境南 ⇒防犯上の理由で、今年度から運動会のときのゼッケンの縫い付けをやめた。
2)境南第2 ⇒運動会で前後に名をつけるのは防犯上の問題があるということで、背中のみ付けるか、前後とも付けないかのいずれかで検討中。
(組合)ゼッケンは子どもたちをほかの保護者に知ってもらうためにつけていましたが、その代わりに誕生日月の子どもを玄関に貼って知ってもらうなど検討中です。

○運動会について、その他
(父母)運動会時に園によって門が開いている園と閉まっている園があるようだ。防犯上どうなのか?パトロール当番係りという考えもあるが、係りの人も自分の子どもの種目は見たい。
(父母)兄弟別々の保育園に通わせている世帯への配慮はどうか?
(組合)3月の入園決定と同時期に園行事の日程を決めているので、出来る限り配慮するようにしています。
(会長から)兄弟別々入園は昨年度も問題になり、市議会に陳情もされている。早く解消してもらいたい問題である。
(父母)西久保の場合、ゼッケンはもともとつけていない。また、園庭が小さいため運動会当日は5小を借りている。雨天時は日程変更せず体育館で行う。

2.北町保育園の浸水のその後の経過報告

○0・1歳児の件。給食の件。
○むさしの子どもまつりにて北町こどもクラブと合同で水害の報告をする掲示板を設置する件。
○緊急拡父母会役員会(誰でも参加できる)を開催して、移転を含めた話がなされている件。
○園の過去の浸水被害状況を確認した件
⇒園長は資料を残していないため市の防災安全課から資料提供をしてもらった。(北町父母会長)
⇒思ったより少ないと感じたのは、大雨予報があるたびに先生方が1Fクラスの畳上げをしている姿をみているためかもしれない(北町父母)。

3.赤十字保育園から騒音による近隣からの苦情

○昨年から1世帯よる騒音の苦情がある。運動会、夏祭りをはじめプール時の子どもの声、通常保育内でも苦情がでる。
○夏祭り時には音量調節ができるスピーカーを購入(100万円)したが、聞き取れず結局「故障」という理由で盆踊りができなかった。
○園の父母は大半がそこまで神経質にならなくてよいのではと思っているが、園長としては無視することはできないので配慮しているようだ。
○運動会も別の場所を借りてとも考えたが、練習も園でやるので子どものモチベーションも考えて園で行うことにした。
○行政の対応は、「そちらでなんとかしてください」との方向で何もしてくれない。園の対応の仕方というより行政の対応に不満を感じる。
(父母)行政が民間保育園に対してキチンと関与することはあまりない。同じ武蔵野市の子どもでも、様々な面で民間園の扱いは悪い。
  例えば、数年前待機児童の解消のために武蔵野市が赤十字保育園に保育室の改築を要請した。そのとき赤十字保育園は公設民営。建物は市のものだったので工事は武蔵野市が発注。その工事の影響でシックハウス症候群が出たのにも関わらず、市は当初責任を取ろうとしなかった。その理由は『改築工事が終了したあとの年度替りに赤十字保育園は民設民営となり、建物も赤十字保育園に移管されたから』というものだった。
(父母)騒音のことはどこの園でもおきる問題。西久保は今の所に移転する前に園長が近所の方たちに何度もまわったし、移転後は保護者も近所の方にこちらからあいさつするように心がけた。
運動会の練習の際は近所の公園で行うが、数年前に、近所の方が通報し警察が来たこともある。
(父母)南保育園は近隣への子どもの声の配慮として保育室のガラスが2重になっている部分がある。
(会長から)子どもの声だけでなく、お迎えの時の大人の立ち話や子どもを怒鳴りつける声にも注意した方が良い。近隣への配慮は保護者にとっても大事なこと。

U.市保連をとりまく環境と関係団体・報告

□保問協…武蔵野市保育問題協議会
このあとの全国署名のところで時間をとる。

□学童協…武蔵野市学童クラブ連絡協議会
入所アンケート回収。

□公的 …公的保育・福祉を守る武蔵野実行委員会
なし

□むさしの子どもまつり
このあとの<議題:1.各係りから>でまとめて報告。

V.議題

1.各係りから(市保連行事・子どもまつり)

1)市保連行事企画(境・桜堤)
・行事の宣伝の為に各父母会の父母会ニュースにのせて欲しい。
・各園から当日1〜2名の手伝いをお願いしたい。
(市保連定例会担当ということでなく)
・11月か12月にチケット販売予定。

2)子どもまつり企画(赤十字・南)
・前回定例会にて決めた当日の係り分担の再確認。
・各園担当の代表者の連絡先を確認。

2.秋の全国署名に関して

(保問協 西巻氏から(事務局長 西久保保育士)
いままで以上に国・東京都が保育予算を大幅削減しようとしている。そのため特に今回は力を入れて署名協力を呼びかけて欲しい。また東京都の予算原案が11月10日に提出される見通しなのでそれに間に合うように第1陣を届けたい。駅頭署名の11月1・2日(18:00〜)の駅頭署名に持ってくるか、担当組合員に渡すなどの方法を検討してもらいたい。

・署名説明会(10月28日(金)19:00〜20:30)中央コミセンで実施。
・署名の内容・趣旨等について説明が必要であれば、各園にて説明を行う。
・駅頭署名の手伝いをお願いしたい。
・署名内容については別紙配布物参照。資料としては市保連ニュース裏面がわかりやすい。

3.『武蔵野市公立保育園改革計画』に関連して

○武蔵野市には長期計画というものがある。これはどの自治体にもある。長期計画の策定時には策定員会が結成されるが、膨大な量の資料等の読み込みをしないといけないため、武蔵野市では各分野で市民参加による専門委員会が設置されることがある。
○第3期長期計画第2次調整計画の策定時に、調整計画の為の子ども施策の専門分野の提言ということで、市保連・学童協の当時の会長、PTA・副校長などがメンバーに入り作成された『地域児童育成基本計画(子育てプラン武蔵野)』というものがあった。ここだけ見ると市民参加が出来ているように見えるが、調整計画の策定委員会はこの基本計画を取り入れなかった。そればかりか調整計画の最終策定を前に『地域児童育成実施計画(子育てプラン武蔵野)』が出された。これには市保連・学童協の会長らは入っておらず、しかもこのときに急に公立保育園の民営化という文言が出てきた。
○何のために「基本計画」を策定したのか?何のための市民参加なのか?
○調整計画の最終策定前に何故「実施計画」を策定してしまったのか?武蔵野市の市民参加のありかたについて考えて欲しい。