2004年(平成16年度) 市保連報告

2004年度第10回市保連定例会報告

日時: 2005年4月15日(金) 19時 〜
場所: 西久保コミセン

T.情報交換と確認事項

1.連絡事項

今年度の会計の締めは4月30日。持ち出しがある園は、締め日までに会計担当(桜堤)まで連絡すること。

U.議題

2005年市保連総会議案書案の確認

(1)活動報告
 ・1月定例会に秋の全国署名の最終集約を追加
 ・2月定例会の行事について、3月21日南コミセンにて開催予定を開催へ訂正
 ・10月定例会に南保育園の涼環境に関する調査報告を追加

(2)むさしの子どもまつりの報告
 ・ポスター掲示ご協力を2.実行委員会のカンパのお願いの項目の下に追加
 ・タイトルに「第22回」を追加

(3)市保連行事報告
 訂正・追加なし

(4)公的保育・福祉を守る武蔵野実行委員会活動報告
 「子供まつり」の表記を「むさしの子どもまつり」に訂正

(5)保問協活動報告書
 ・2.保問協構成委員会の「地区協」を正式名称に訂正
 ・「こどもまつり」の表記を「むさしの子どもまつり」に訂正

(6)2005年役割分担
 ・東京都保育園父母の会連絡会は16年度は空席だった。活動がメールのやりとりのみなので、17年度は参加希望者がいればお願いするが、いなければ空席とする。
 ・ 昨年同様、ありんこ保育園の父母会がまだ立ち上がらない場合、12園で役割分担をすることになるため、現在2園が担当している事務局を1園とする可能性もある。

(7)2004年度予算案支出の確認
 ・会長と会計担当園で確認する
 ・2005年度については、ランドセル還元金が減少しているので、総会で市保連会費の値上げを検討する可能性もある。

(8)市保連を振り返って
 公立保育園改革についての記述に、国の保育基準の数字を入れて、具体的にどのような改革がなされようとしているかを示す。

W.連絡

1.職員組合の報告

市職労保育園分会としての『公立保育園改革』初年度の総括について報告。
そのうち特に
1)二階保育士の削減
2)大規模園での0歳児付き4名のうち1名をアルバイトとしたこと
に対する影響について報告された。

○(分会から)
本来であれば、年度末に組合としての考え・反省点をお伝えしなければならなかったのに、申し訳ありませんでした。このような場がもてたことをうれしく思っています。
1)については 4,5歳児のひとり担任が増加
2)については アルバイト職員との意思疎通が難しかった。保護者の方も誰に伝えれば良いのか判らなくなっているのではないか。
「アルバイト職員の質」ということではなく、アルバイト職員は「雇用止め」という期間があり、その間は別のアルバイト職員が配置される。いずれにしても職員全体の負担が増し、病欠者が増加したように感じられる。
なにより、職員がコロコロ変わることが子どもにとって良いはずがない。
子どもへの負担がまし、それを何とかするために職員が無理をし、結果病欠者がでる。病欠者の変わりにまた別の職員が来る。また子どもへの負担。
悪循環になっている。

※さらに、調理1名の正規職員から嘱託への変更で、昨年は嘱託を40歳以上65歳未満で募集したところ、仕事を覚えることや実際の労力にかなり負担があり、途中退職者が出たと思われる。
※4,5歳児のひとり担任が増加したが、アルバイト職員との連携を図りお散歩の回数を減らさないようにしている

今年度については、以下の3点を要望していく。
・育児休業1年以上の取得者がいる場合には、新規に正職員を入れる
・アルバイト職員の対応
 雇用期間が1年でつぎつぎ人が入れ替わるのは、現場にとって不都合なのでその改善と欠勤時の対応としてプールアルバイト3人の増員。
・労働条件の改善

○以前からお伝えしてあるように、公立保育園改革にある新規事業は分会としても以前から要望していたものです。しかし、子どもへの負担を考え、コスト論を前面に押し出した展開を要望していたわけではありません。

◎報告に対して、父母側から改革の評価についての質問
Q1.評価委員会の議事録にある、42のマトリクスとやらを職員は見れているのか?
A1.見られている職員とそうでない職員がいる。

Q2.日頃の保育を背後から監視されている気はないか?

A2.それは無いと思うし、気にしていられない。かわりに全職員にアンケートが来たのではないか。

Q3.職場の雰囲気はどうなのか?

A3.子どものためということで一致しているので雰囲気が沈んでいるというようなことは無いと思われる。それよりも、この改革が子どもにとっては良い改革なのか、ということを考え続けていかなければいけない。

Q4.評価委員会には、「子どものための改革かどうか」という基準は無いように思う。分会として評価委員会と会い、確認したほうが良いのでは?

A4.職員の削減だけ見れば改革は子どものためにならないが、職員の研修などはこれからのやり方でいいものになると思う。

Q5.ならば、良い項目については分会からの逆提案でより良くしていくというのはどうか?また、父母としては職員の頑張りも見えるし市民の集いで評価委員会とあっているが、評価委員会を現場に呼び見てもらうのはどうか?

A5.保育の質を落とさないように努力しているのは事実だが、効率化と保育の質の確保が両立しないことを評価委員会には理解してもらえないと思う。

Q6.職員と各園の父母会とのコミュニケーションは十分か?改革にともなう職員の削減などで影響が出ているといった父母の声は聞いたことがあるか?

A6.先ほどの補足になるが、17年度の実態として大規模園の0歳児クラスでは産休に入る職員の配置が多い。そのため産休に入ると正規職員ではなくアルバイト職員が配置される。その間、そのクラスは正規職員2人アルバイト職員2人体制になる。雇用止め期間などはアルバイト職員が変わってしまうことで、煩雑化してしまうと思われる。正規職員への負担がなおのこと増すだろうが、子どもへの配慮をしていきたい。
ただ保護者も誰に子どものことを話せば良いのか判りづらいのではないか。

2.次回市保連総会

市保連総会は5月20日(金)19時 〜 西久保コミュニティセンターです。
・各園の父母会長はぜひ出席してください。
・各園の総会議案書を12部ご持参ください。