2003年(平成15年度)
定例会報告
Vol.5(2003.10.14)

                2003年度市保連定例会(緊急)報告

以下の通り定例会(緊急)が実施されましたので報告します。この緊急定例会は、10月7日(火)に保問協にて補助金カットについての話しがあり、日赤と西久保の先生の話しを聞いて、今後の対応を考えるために、緊急に開催されました。

日時

2003年10月14日(火)19:00 〜

場所

日赤保育園ホール


  1. 確認事項
    『秋の全国署名用紙の配布状況』について
    署名の意義をクラス役員会で話し合って欲しい。(会長より)←11月の定例会で確認する。
    ありんこ
    吉祥寺(副会長・公的)
    北町(市保連行事) 運動会で配布した。クラス役員会はまだ行なわれていない。
    境南(会計)
    境南第2(保問協)
    境(子どもまつり) 署名用紙はまだ配っていない。16日に園の前で配布予定。クラス役員会はまだ行なわれていない
    桜堤(副会長・保問協)
    精華(会計監査)
    赤十字(事務局長) 14日に配布予定だったが、サービス推進費補助カットに対するお願いを配布したので、混同しないように16日に変更した。また、16日と17日にミニ学習会を行なう予定である。
    千川(子どもまつり)
    西久保(公的) お迎えの前に5分程度のミニ勉強会を開催する。
    東(事務局長)
    南(市保連行事) 11日の運動会の時に配布。クラス役員会はまだ行なわれていない

  2. 報告
    1. 保問協から
      ☆民間社会福祉施設サービス推進費補助B経費の説明(保問協事務局)
      サービス推進費とは、東京都福祉事務局が福祉サービスの向上をはかるために民間社会福祉施設へ支給する補助金であり、30年前に公立保育園と民間保育園の公私格差是正として誕生し、4年前にサービス推進費と名称を変えた。B経費は、平均経験年数に応じて金額が決まるもので、これがなくなると、保育園からベテラン先生はいなくてなってしまう。行政は、人件費に対する補助は一切やめて、施設の努力やサービス(延長保育、一時保育、地域子育て支援など)に対して加算とすると言っている。今回、このサービス推進費B経費を93億から50億に減らそうとしている。
      ☆西久保保育園の先生から(西久保保育園園長)
      行政は、人件費の補助はゼロにして、再構築という名目で何か頑張ったら補助金を出そうと言っている。また、保育園は正規の職員は数人でいいとか、基本は国基準で出来るはずで、東京都だけサービス推進費があるのはおかしいと言っている。子育てをしっかりサポートするのが保育園の仕事であり、現在はこのサービス推進費があるので十分な職員を配置して良い保育が出来ている。園舎建替えの時に、一時保育を行なうことを了承したが、それもこのサービス推進費があってのこと。本当に憤慨である。
      ☆赤十字保育園の先生から(赤十字保育園園長)
      公は子どもの立場を考えなければならないのに、経営面での努力を押し付けられている。現在、サービス推進費は、職員とパートの方に充当して12時間保育を行なっているが、補助金カットが現実のものとなってしまったら、パートの方も雇えず、保育園の存続すら危うい状況である。
      ☆西久保保育園の父母会長から
      サービス推進費が支給されていない園では、10年を超えたベテラン先生が2名しかいない状態である。自民・民主をはじめほとんどの政党がサービス推進費カットの考え方に賛同しているというのが本当に腹が立つ。
      ☆赤十字保育園の父母会長から
      毎年秋が来ると全国署名があるんだなぁと考えていたが、今回はそんなのんきにしていられない。こうして実態がわかってくるとすぐに動きださなければならないと感じる。

  3. 議題
    1. B経費再構築問題と今後の展開について
      【今後の予定】
      ・10月17日(金) 東社l協(東京都社会福祉協議会)内・特別委員会と都担当課による懇談
      ・12月2日〜17日 第4回定例都議会 開会予定
      懇談には決定権はないが、厚生委員会で通ると本議会でほぼ自動的に決定してしまう。
      【意見など】
      東京都は何を狙っているのか?→認可保育園をすべて認証保育園してしまおうと考えていると思われる。認証は人権費30%でコストも最低限に抑えているという理由からである。しかし、これで待機児ゼロ作戦は本当に成功するのか?
      このままでは来年4月から、保育料の値上げや寄付を考えなければならないが保育園側はどう考えているのか?→父母からは袋1枚と徴収してはいけないと指導されているので、年間数十万というお金を保育料や寄付という形で徴収するわけにはいかない。
      公立保育園も3年後に民間保育園になってしまったら、同じような状況になってしまう。
      サービス推進費をもらっていない民間保育園は、10年を超えたベテラン先生が2名しかいない。
      秋が来れば全国署名があるなぁと今まで思っていたが、今回はそんなのんきにしていられない。
      厚生委員が変わったという話がある。
      子育て推進課へ保育士が要望を言っても耳を貸してくれない。利用者である父母の声が必要である。
      日赤の職員が東保育園と南保育園の前でビラを配布する予定。
      市保連として、武蔵野市に陳情を出してみては。また、東京都に対しても、陳情や要望書を出してみてはどうか。
    2. 12月2日までの運動
      とにかく事務局にFAXを送り、現場の声を伝えていく。また、各園の役員会で話して欲しい。必要であれば説明に出向くことはやぶさかではない。
  4. 連絡
    • 次回市保連定例会は11月14日(金)
      議題:子どもまつりの感想・報告、秋の全国署名、公立保育園のあり方委員会最終報告について、各園の運動会、B経費再構築問題の経過報告
    • 学童クラブ入所アンケートを持ってくる。(最終締切り)
    • 全国署名の用紙(市保連第1次締め切り)
    • 各団体次回定例会
      保問協    1114
      公的     未定
      子どもまつり 未定
      学童協    未定
  5. その他
    • 中央線開かずの踏み切り問題に関連して
      特に西部地区に関する問題ですが、兄弟姉妹が中央線を越えてバラバラに入所させられている家庭がどのくらいいるのか?各父母会で確認作業を進めてください。結果次第によっては、何らかの運動を考えないといけませんね?